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その後、いつもの様に穏やかな時間が流れ、うちは忘れてた。
不思議なもんで、忘れかけた頃に……また。
うちはいつもの様に部が終わった後、一人で練習をしていた時の友のバスケットボールを片付けに倉庫に向かった。
すると…
「ん?なんか……」
耳を済ませばまた声が…。
ま…まさか……。
うちは勇気を出し、扉を少し開けた。
「?!!」
なっ!まっ!またヤっ…ヤッちゃってるぅ?!…つかこんな目につく所でイチャイチャと!
てか、なんかムカついてきたぞ!!
ココは、ホテルじゃないんだぞボケが!!!
「ココは列記とした正真正銘の、体育倉庫じゃぁぁぁっ!!」
怒りが頂点に達したうちは、そう叫びながら勢いよく扉を開けた。
「おいっ!誰だか知んねぇけどこんな所でヤってないで、ちゃんとした所でしろよっ!!
ここはホテルじゃなくて体育倉庫だ!ボケ!」
うちは、人差し指を二人に向け思いきり怒鳴ってやった。
すると案の定、男と女が吃驚した顔でこっちを見やっていた。
それに臆する事無く、うちは言葉を続けようとしたんだけど、それは女の黄色い声に阻まれた。
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