犬三話

8/10
前へ
/460ページ
次へ
      征「レン、おはよ。 」       征士は、スマン!と言って、片手を、顔の前に持ってきて謝っていた。     恋「遅っせェぞ?何かあったのか?」   征「いや。ただの寝坊。」     恋「ははっ! 征士もかよ。」     征「【も】って何だよ?…ん?」      恋次の横に立つ、小さな栞名に気づいた征士は、恋次に視線を向けた。     征「誰?」     恋「あぁ コイツは三山栞名!俺のダチな。 昨日なったんだよ 」     栞「…よろしく。」     征士は、目を見開いて、驚いた。      征「はぁ?!」       恋「征士うるさい。」   征「だ…だってお前、女のダチなんて……。」     恋「いや、大丈夫だ。コイツは、女じゃない。男みたいな、女だ。」          
/460ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1630人が本棚に入れています
本棚に追加