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―――屋上。
栞「痛ったい!離せタコ!」
恋「あ、ごめん。つい力入れすぎた…。」
恋次は、栞名の手を離す。
栞「で何?こんなとこ連れて来て。早くしな…
「さっきの本当??」
栞「へ?」
恋「さっきあいるって子が言ってた事…」
栞「言ってた事って…?」
恋「…ファーストキスって」
栞「!!」
栞名は、恥ずかしそうに下を向いた。
恋「……まじかよ。 ごめん栞名」
栞「別にいいよ。もう仇も打ったしさ。気にしてないし。」
恋「あれは痛かったな。」
栞「それにあれは、事故でしょ。だから、回数に入んないよ。だからファーストキスってのもチャラ。」
恋「…だよな?それに俺らダチだし。…でもダチのファーストキスを…俺は」
栞「そんな気にすんな?事故だよ事故。あたし気にしてないからさ♪なっ?」
栞名は、笑いながら恋次の背中を思いっきり叩いた。
恋「いぃってぇぇ!!!」
栞「ごめんごめん!つい…な?」
恋「…お前は 手加減つぅもんを知らんのか…?」
恋次は、背中を擦ろうと悪戦苦闘する。
栞「ははっ 一応手加減したんだけどなぁ―♪」
恋「さいですか…。」
栞名は、にっとした笑顔で、恋次を見た。
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