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1人にされて、寂しかった…
だから私はメールを送った。
【雅?急に走り出してどうしたの?…寂しいから戻ってきて】
しばらくして雅から
電話がかかってきた。
―プルル…プルル…―
1コール。2コール。3コール。
4コール目で、私は出た。
「もしもし」
『湊…あ、あのさ…』
実は浮気相手ではなく
義理の兄妹だったと
いう事を聞かされた。
話を聞いてからしばらくの間
私は黙ってしまった。
『…湊?』
「あ、ごめん…何ていうか」
何かを言おうとして黙り、
また何か言おうとした。
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