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ｻﾞｻﾞｰﾝ
…ｻﾞｻﾞｰﾝ
もぅ、ひんやりとした彼の手は私を包み込んでいた。
さらに深く彼のふところへと沈みゆく………
今、あなたとひとつになれた。
私はやっと救われたの。
これでいいんだ、これで。
うっすらと笑みを浮かべたように光をこぼす眉月が、静かにゆらぐ海を照らしていた。
砂浜に残された足跡だけが彼女の行く先を示し……… 眉月 終わり🔚
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