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『佳奈ちゃん…ごめん。あたしね…』
「言わなくてもいいよ。あの手紙捨てて。」
『ええっ?せっかく書いたのに?』
「昨日ね、龍太君が来てね。(龍太? 龍太が何?) 希美ちゃんも 孝之先輩の事 好きなんだよ。あいつの事だから 多分渡してくるかも知れない…けど 渡せなかったとしても あいつを責めないでやってくれ。って。ごめんね。変なこと頼んで。」
『ごめんね。やっぱり、あたし渡せなかったの。』
「いいよ。でも同じ人好きになったライバルだし、これからは抜け駆けなしね。約束してくれる。」
『うん。約束する。』
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