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私は マネージャーになった。
龍太の言った通り 大変だった。でも 楽しかった。
龍太以外に 好きな人が出来た。
毎日がいろんな意味で充実していた。
グラウンドで草むらに転がったボールを、龍太と探していると
「お前、最近 恋してるだろ?」
(してないって言ってくれ…。ええっ。なんなんだ?俺おかしい。)
『はぁ? 何言ってんの?馬鹿じゃない。』
(急に何言ってんの?)
「だって、最近お前の視線の先には、俺じゃなくて 別の人がいるだろ。」
(ほんと、俺 何言ってるんだ?)
『そんなことないよ。それに、いつも龍太ばっかり見てた訳じゃないし、あなたには、なかなか会えないけど、れっきとした彼女いるでしょ。彼女いる人に興味がないし。』
「そうだよなぁ…」
(そうなんだ。こいつといる時間の方が長いんだ。)
「でも…好きな人はいるんだろ?」
『まぁね。』
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