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「何話してるんだい?
おれも仲間に入れとくれよ」
背後から現れた何かが､小鬼の間を縫って顔を覗かせた
人間だ
綺麗に整った顔立ちの若い人間がそこにいた
小鬼が力を加えれば折れてしまいそうな白い首が着物の襟から色っぽく見え隠れしている
…娘だろうか
しかし小鬼達の間に､恐れもせずに介入してくる様子は､年相応の女のとる行動ではない
「何の用だ?」
「人っ子にゃ関係ねぇんだよ」
「引っ込んでな小娘」
「喰われたくないならあっち行け」
その人間は小鬼達の脅しにビクリともせず、石の上に置かれていた小さな欠片をつまみ上げた
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