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僕はうっそうとした茂みを手で押しのけた。
茂みをかき分けた拍子に、甘い香りが鼻をくすぐった。
初めて嗅いだ香りに興奮で手が震えた。
今、目の前には潤ったピンクの花弁がある。
震える指でそっと花弁に触れ、押し開いた。
僕の指を拒むかのように、体全体をふるわせた。
僕は半ば強引に指を動かし、中へ、中へと押し進めた。
指にトロリとした物が触れた。
しっとりと濡れた指先を引き抜くと、その体全体が小刻みに震えた。
僕の指先は絡みつくような蜜で濡れていた。
甘い香りはますます濃くなり、僕は興奮が押さえきれなくなってズボンのベルトに手をかけた。
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