妖怪酢かけ婆

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「さっき寝てたし、書き置き残すの忘れちゃったんだけど」    お袋はそう言って一息ついた。   「なんだよ」   「この時期ご飯腐りやすいから、お酢かけといたから」    俺は思いっきり息を吸った。   「なんだとー! この妖怪酢かけ婆っ!」    俺は心の底からそう怒鳴っていた。
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