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「…ねぇ。裕祐……」
学校に着いた亜姫は
困ったように
笑った。
「はぁ。またかよ」
裕祐は組分け表の前で
くしゃくしゃと髪の毛を掻いた。
実は亜姫と裕祐は幼稚園からずーっと同じで超腐れ縁が続いていた。
そして
なんと高校も…。
「1の8……。」
亜姫は愕然とした
また一緒かよ…と思いながら…。
「亜姫と俺って超なかよしだな。」
裕祐が階段を上りだした
それを亜姫も急いで追う…。
「裕祐となかよしとか……女子に怒られちゃうな…
裕祐、モテるから…」
亜姫は呟くように
小声で言った。
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