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さて、私が女たらしアーヴァントの家にヨシュアともども世話になり始めて数日…
「…飽きた」
ヨシュアの記憶は一向に戻りません☆
「飽きたぁ~退屈ぅ~ひ~ま~~!!どうして記憶が戻んないのよ!!」
「というか数日で戻られたら俺が困る。」
「今までの苦労はなんだったんだ~!てね」
「あんた達へらへら笑ってんじゃないわよ!!
私は幸運の女神様なのよ!?このままじゃ私の経歴に谷よりもふっっっかぁい傷がつくじゃないの!!」
「女神は一人で十分だ。つーか俺は笑ってない。」
「口答えするな!!
…とまぁ確かにこのままじゃ埒があかないので、少し方法を変えることにするわ」
「方法?」
ヨシュアが繰り返す。
よし、今日はちゃんと話を聞いてるみたいね。
時々こいつは話を聞いてるふりをして、目を開けたまま寝ていることがある。
「そう。今まではあちこちいろんな場所に行って、記憶が戻るかどうかヨシュアの反応を伺ってたでしょ?
でも、それじゃ駄目だってことに気付いたの。こいつ超無愛想で超可愛いげないし」
「なにげに暴言が混じっているような気がするのは俺だけか。」
「暴言なんて混じってないわよヨシュアのハゲ。
そこでこれよ」
二人の鼻先にびしっチラシを突き付けた。
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