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いつまでも、体に痛みは走らない
不思議に思った男は、ゆっくりと瞼を開いた
男の眼前には数百の魔族と仲間の死体…
のはずだった
今の男の眼前には、数百の魔族の゙死体"と仲間の死体…そして、黒のロングコートを羽織った一人の少年がいた
男はあまりの驚きに言葉を発することが出来なかった
すると、少年が近づいてきて、声を掛けてきた
「大丈夫か?」
男は一瞬肩を震わせたが答えた
「あ、ああ、大丈夫だ。ところで…君は…一体何者なんだ?」
少年は答えた
「【疾風の凶刃】」
そして、少年はその場から消えた
「あんな少年が…【疾風の凶刃】なのか…」
男の呟きは誰にも聞こえることなく、空に…吸い込まれていった
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