‡第Ⅱ章‡現実

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クレイと言うのは、このあたりのギルド、“白銀”を纏めるギルドマスター。 ちなみに俺もミアもその白銀に所属している。 俺とミアが出会ったのも、白銀のおかげ。 まぁそれはそのうちにな…… んでそのクレイ、推定70代の爺さんはこうやって時折俺(たまにミアも一緒だがラッドが生まれてから二人一緒ってのは減った)を呼び出す。 「はぁ…また、めんどい任務なんだろうな」 「そう言わないの。そのめんどい任務のすごい報酬で生活してるんだから」 「まぁそうなんだがなぁ……」 「兄ぃ?僕もいってい?」 「んーまぁいいだろ。久し振りになにか買ってやるよ」 「いぃぃやったぁぁ!!」 ラッドは食事中にも関わらず大声を上げ万歳した。 「こら!!ラッド!行儀悪いわよ」 「はぁい」
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