‡第Ⅲ章‡学園

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ジリリリリ 翌日、いつもより早く目覚ましが鳴る。 あぁ、そういや、今日から学園だったな。 「ほら、ミア起きな」 隣で眠るミアの体を揺らす。 ちなみにラッドは、反対にいる。 「ん~?……今何時ぃ?」 ミアは眠たそうに目をこすりながら体を起こした。 「6時半だ」 「えぇー!?……まだ寝るぅ……」 ミアはポスッと音を立てて再び布団に倒れた。 「こらこら、今日から学園だろ?」 「…………そうだった!!お弁当とか作らなきゃ」 そういうやいなや、ミアはバタバタと慌てて下に降りていった。 「んん~……あ、兄ぃおはよー」 「あぁ、おはよう。さっさと顔洗ってきな。今日から学園だぞ?」 「はぁい」 ラッドも、ひょこひょこと歩いて降りていった。 1時間後、俺達はすべての準備と朝飯を食べ終えて家を出た。
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