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歩いて約20分。
そこに俺たちが今日から通う学園、イグニア魔法学園がある。
近づく毎に通学路は、賑わいを増す。
歩く者がいれば、ある者は自転車に乗りまたある者は獣タイプの使い魔に乗って登校している。
「これ、みんな学園の生徒なのかな?どう思うゼクス?」
周りを見ながら、ラッドと手をつなぎ歩いているミアが不意に聞いてきた。
「ん~さぁなぁ…ただ生徒数は幾らだっけなぁ……確か2千ぐらいいるらしいから案外そうかもな」
「2千人もいるの!?」
ミアは、すごいなぁと呟きまた周りを眺め始めた。
「じゃあ今日から兄ぃとお母さんはその内の二人になるんだね」
「ふふ。あぁ、そうだな」
なんて二人と他愛ない会話をしているうちに学園に着いた。
さすが2千人も在学しているだけあって、校舎もデカい。
9階建てぐらいかな?
俺達は、校舎を少し眺めた後その校舎の中に入った。
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