‡第Ⅳ章‡魔器具

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戦闘訓練から1週間たったある日。 「え~今日は丸一日を使って魔器具の召還及び契約をします。が、その前に5から7人ぐらいの班を作ってもらいます。ちなみにこれからはその班で授業やギルドミッションをしてもらうから」 リンさんは、教卓に立ち1枚のプリントを見ながら、今日の予定を言った。 でも、めんどくさいな…。 俺はミアとラッドだけでいいのだが…… 「えっと今は9時ちょうどだから……じゃぁ9:20までに作ってね。9:20になったら帰ってきますのでそれまでに作って仲良くなっていて下さいね」 リンさんは自身の腕時計を見ながらそう言うと教室を出て行った。 「さて、俺達は誰と組めばいいのやら」 周りの奴らは中のいい奴同士で組んでいってるし。 「ほんと。私達だけじゃ怒られるかもねぇ」 「だな。ラッドは?」 「膝の上に座らしてたらいつの間にか寝ちゃったわ」 「やっぱこういうとこはまだまだ子どもだなぁ」 「まぁまだこう見えて3歳だから無理はないわね」 ミアは眠っているラッドの頭を優しく撫でながら言った。
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