キャッチボール

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  あたしが『好き』と言ってボールを投げても あなたはもう受け止めてはくれないだろう。 それでもいいよ。 たとえあなたが他の娘のボールをキャッチしたって、 きっとあたしはボールを投げ続けるだろう。   そんなまっすぐなボールに 気づいた誰かが またあたしに 投げ返すだろう。 知らないうちに キャッチボールが始まって またあたしは恋をするだろう。  
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