無視

3/25
前へ
/284ページ
次へ
何だったの? 優太の様子がおかしかった。 私、何か変なこと言ったかなぁ…。 そう思いながら寝てしまった。 チュンチュン―― 朝。何か昨日はあんまり眠れなかったなぁ…。 そう思いながらも学校へ行く支度をした。 ――――――――― ―――――― ―――― 「おはよ~結衣」 と朝からハイテンションに話しかけてくる茜。 「おはよ」 「あれ?元気ないじゃん。何かあった?」 「いや…ちょっとね…」 「大丈夫?なんかあったら相談してね!」 「うん、ありがとう。」 「あ、あのさ…その…」 顔を真っ赤にさせながらモジモジしている。 「どうしたの?」 「ゅ…優太先輩のアドレス…」 「あぁ!優太いいって!」 「ほ…本当!?よかったぁ…」 いきなりパッと明るくなって笑った。私は紙にアドレスを書き、茜に渡した。 「ありがとう!早速メールしてみるね!」 そう言いながら立ち去った。
/284ページ

最初のコメントを投稿しよう!

759人が本棚に入れています
本棚に追加