第1章

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此処で改めてサキが謝ると靴を履き代え、全員同じクラスという事もあり一緒に教室に向かった。 入学式までは時間があった為、教室で改めて自己紹介をする事にした。 「私は秋月志由香(アキヅキ シユカ)出席番号は2番目で、武器はブーメランだよ! ただ、まだ先天属性が分からないんだけどね」 志由香は小さい頃、祭りの籤引きで当たったブーメランにハマりソレを武器にしたという強者(つわもの)だった! 幼なじみの武志は 『何度練習に付き合わされた事か』 …‥と、苦笑いを浮かべた。 「鈴木武志(スズキ タケシ)出席番号は12番、武器は“棍”と呼ばれる長い杖。 僕も属性は分からない。 それから志由香とは幼なじみだよ」 ここ迄話すと、彼は2人に対してへも自己紹介を促した。 「木島拓海(キジマ タクミ) 武器は刀で属性は火だ。 此処にいるサキは従妹(いとこ)に当たる」 「蒼山彩貴(アオヤマ サキ)と申します。 先天属性は風です。 武器は…‥何かの女王様プレイの様に鞭にでも「サキ、幾らなんでもソレだけは止めてくれ」」 「「???」」 拓海が彩貴の言葉を遮ると、彼女は「残念」と続けながら微かな笑みを浮かべ 「私の武器は新体操等に使われるバトンなんですよ」と言った。
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