愛の数だけ殺したい

第4⃣章 理想の彼女

2006.2.19
ぼくは札幌に帰って来て、函館の彼女との約束で３ヶ月後にまた函館に行き、彼女を迎えに行く。

その為には、いい給料を貰える仕事をしなくてはならなかった。

でもなんとなく目処は付けていた。

……風俗店の黒服。

最初この職種にはかなり抵抗があったし、偏見もあった。

でもお金の為…。

ぼくは、親にも彼女にも就職先の事は内緒にしていた。