出会い

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   雨に打たれている時は、気持ちいいのかもしれないが屋内に戻れば、それも不快にしか感じないのも理解ってるはずなのだが人間どうも可笑しな行動が好きらしい…。    雨雲、見上げながら思い出した様にアイツが、ポンと手を鳴らし視線をまた俺へと送る。     「君は何でこんなとこに居んの?」      アイツらしい質問。  あまりにも純真無垢な満面の笑みに憤りを感じる。  だがアイツが、そう問かけるのも必然的なわけだ。 俺は出入り口付近で立ち止まって進むわけでも扉を閉めるわけでもない。    
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