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『何でも、お見通しなんだね君は…』
と苦笑すれば…。
「一応、お前の理解者だからな」
と返される。
そんな言葉がただ嬉しい、でも今は…
『足が竦んで立ってるのがやっとなんだよ…どうしよう』
と踵を返し、フェンスに手を添えズルズルとしゃがみ込めば、カシャカシャとフェンスも音をたてる。
僕は青息吐息。
高所恐怖症な為、息も乱れ始める。
勝手な行動をした上に、君に都合よく助けてなんて声に出すのは恥ずかしくて遠回しに告げる。
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