731人が本棚に入れています
本棚に追加
/123ページ
同時刻、レイナ側は万策尽きて完全に守りに徹している。
「王女、ここは我々が食い止めます。
どうか城にお逃げ下さい。」
「なりません!民を守れない王族など王族ではありません!
私は例え死のうともこの信念は貫きます!
半分は国民の避難誘導を、残りは攻撃しなさい!」
レイナは指揮を出すと詠唱を始めた。
しかし、魔人はエネルギーを溜め、光線を放った。
(母さん、私に力を・・・)
次の瞬間、光線がバラけた。
「あ、貴方は・・・まさか・・・なぜこんなところに・・・・」
「おいおい、手伝ってくれって言うから手伝いに来たのにその言い方はないでしょ?」
レイナはキョトンとした顔で何も話さない。
「まぁ、そのことは置いといて、今からこいつに説教するから離れてもらえますか?」
レイナは頷いて離れて行った。
最初のコメントを投稿しよう!