黒衣の死神

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「さて、皆だいぶ離れた事やしそろそろ始めるか。」 「人間風情がたった一人で何ができる?」 魔人は薄笑いを浮かべながらジンに言った。 「最初に言っておく。お前はやってはいけない事をした。 今からそいつを分からしてやる。 call リベリオン」 ジンの手には武器が握られていた。 両端に刃がついていてボードで使うオールみたいな武器だ。 「まずこれは俺の休日を潰した分。」 次の瞬間、魔人の両翼が地面に落ちた。 何が起こったか魔人は分かっていない。 「き、貴様!一体何をした?!何故、刃を通せないはずの我が翼が・・・・。」 魔人は切り落とされた部分を押さえながら苦しそうに言った。 突然、後ろから人の気配がした。 振り向くとレイナが震えながらその場に座っていた。 「死ね!人間!」 魔人もそれに気付き光線を放った。 同時にジンはすぐにレイナのいる方へ手をかざした。 (死ぬの?こんなところで?いやだ!死にたくない!助けて!) 光線が当たる瞬間、レイナは目を閉じた。 しかし、光線は来なかった。 代わりに黒い壁がレイナを守っていた。
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