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小鳥の鳴き声と目覚まし時計のアラームがする。
ジンは起き上がり目覚まし時計のアラームを止めてカーテンを開けた。
制服に着替え、朝食をとり、歯を磨くと寮を出ようとした。
「あの・・・王子様。
私はどうすればいいですか?」
目を擦りながら少女が部屋から出てきた。
「おはよう、エレン。ちゃんと寝れたか?」
「あまり眠れませんでした。」
エレンはまだ眠そうな顔をしていた。
「・・・エレン。言いたくないと思うけど昨日の事を俺に教えてくれんか?」
エレンは昨日の事を分かる範囲で教えてくれた。
俺は遅刻していたがそんな事は今聞いている話と比べたら重要度が全然違う。
「エレン。辛いハズやのに話してくれてありがとう。
お前が大人になるまでに必ずニルヴァーナを再建するから頑張ってくれ。」
よく見るとエレンの目は赤く、その下には隈が出来ていた。
「ところでエレン。敬語はやめてくれ。
後、王子って呼ぶのもやめてくれ。
最後に一つ、学校に行きたいか?」
質問にエレンは戸惑ったが最後には頷いた。
何故ジンが学校に行く事を勧めたのかというとエレンの潜在能力が一般の軍人と比べて桁外れに高かったからだ。
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