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二人は暫く話していると遠くから爆発音が聞こえた。
三人は爆発音のした方に走った。
爆心地に近付くにつれ、負傷者や死亡者が増えている。
「これは一体・・・。」
レイナが両手で口を塞ぎながら言うと足元から呻き声が聞こえた。
「何があったのですか?」
「うぅ・・・・レイナ様・・・お逃げ下さい。ここは危険です。
せめて貴女だけでも・・・。」
そう言い、兵士は息を引き取った。
「・・・・私の名はレイナ・ジークハルト。
これよりここは私の指揮下に入って貰います。
総員第一種戦闘配備!!」
「「yes!my princess!」」
兵士達は返事をし、慌ただしく動いた。
「アリスは私の補佐に回って下さい。
申し訳ありませんが、手伝って戴けませんか?」
「(あぁ厄日や)相手によりますね。
ましてやこの攻撃範囲は只者ではありません。
恐らく魔人(ディアボロス)クラスでしょう。
貴女はそんな相手とやり合うつもりですか?」
「私はこの国の王女です。
例え相手がどんな敵であっても立ち向かいます。」
レイナは決意と覚悟を秘めた目で言った。
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