晴れた心を届けましょう。

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雨降り、9月の月曜日 第二の週かな? 約束、田舎のバス停 青い傘1つ。 来るはずもないのにね? 何も知らずに待ち続ける。 寝坊しちゃったのかな? なんて、ただ考えてただけ…。 霧雨、ちょっと肌を濡らし 少し気持ち良い。 あなたは、まだ来ないのよね。 今日は二年目。 彼の好きな胡蝶蘭 手紙だってあるのよ知ってる? そっと添えておくのココに。 あなたの時が止まった場所。 制服で 泣いて泣いて目を腫らして 胸元濡らしてた。 どうして?って ウサギの目で見つめてた。逝かないでって… 快晴、雨の心は 去年の今日まで。 今年は、黒い服を着て 紺色の車。 あたしから逢いに行く。 石の中、動けないハズよ。 待っててくれたかしら? 話の出来るこの日のコト。 制服で 泣いて泣いて目を腫らして 胸元濡らしてた。 どうして?ッて ウサギの目で見つめてた。逝かないでって… 今ではね 笑って泣いて目を腫らして ハンカチ濡らしてる。 待ってた?って 墓石前で空見て、待っててねって…。 あなたの分まで生きるコトは出来ないけど、あなたの分まで充実した人生を送った後に天国で逢おうね…。 愛してる…。  
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