第一章 ~俺だってな~

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俺は、田中さんと山本さんに高校を中退したことを話した。 田中「なるほどな。つまんねぇから辞めたのか(笑)…でも、稼ぐことはつまんなくねぇだろ?」 …真剣な顔だ。 一本松「楽しいっす(笑)」 …嘘じゃない。 田中「それなら大丈夫だな。何かやってなきゃな!」 山本「そう。何かをやってることが大切よ。ここ、頑張ろうね。」 一本松「はい!」 …優しい。 田中「ここで働いてることがつまんねぇなんて思えてきた時は話せよ!…もしあればな。もし!…ガハハ(笑)」 一本松「はい(笑)おれ、ここで働いてるの好きなんで頑張りますよ。」 山本「ふふ(笑)」 田中「そうか!そうか!たくさん稼いでいい嫁さんを見つけなきゃな!」 一本松「え!?(笑)」 一瞬 大好きな人の笑顔が思い浮かんだ。 …。 なんで自殺なんかしようとしたんだよ…。 田中「仝々〆〇ー…」 山本「…☆★○●◎」 田中「ガハハ(笑)∀∃∠⊥⌒…」 俺は「ガハハ」以外何も聞こえなくなっていた。 …。 田中さん山本さん…ごめん。
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