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や ら な い か……?
某くそみそを連想させるその台詞は俺の胸に深く刺さった
いや、ちょっと待て!俺のことじゃないだろ。
そう思いうしろに振り返る
が
そこには誰もいなかった
ということは……
男は俺を見つめながら口元を緩ませた
本来なら爽やかオーラが漂うそれも
今の俺には恐怖を感じさせるだけのものにしかならなかった
「ん? どうした?マイスウィートハニー?」
俺が何も言えず震えながら黙っていると 金髪オールバックの男は 幾年か昔によく使われていたような台詞を投げ掛ける
お前のスウィートハニーにも
女にもなったつもりは無いぞ!
そう言ってやりたかった
けど 何も出来ない
悲しいかな、俺はいつの間にか地面にへたりこんでいた
「ジョォォォォォジ!! 女の子を泣かせるとはァ!!貴様も終わったな!!」
また変なのが出てきやがった
叫びながらやってきたのは これまた奇抜なウルフタイプの髪型の男
美形と言われるタイプ で中々の良い男だ
俺みたいな不細工には送れない毎日を送ってるんだろうな
つか金髪の奴、ジョージって名前かよ
「ちっ!なんでてめぇがここにいやがんだ!!」
「ここの……ここのォ!!SEITOだからだァァァァァ!!」
訂正 多分こいつはモテないな
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