63人が本棚に入れています
本棚に追加
放たれた右の拳
僕はそれを頭を横にずらし回避した
つもりだった
実際は耳にかすって 凄く痛かった
五郎「あぁん!?生意気に避けようとしやがったな!?」
ミツキ「し、してないよ!!たまたまだよ!偶然だよ!!つーかテメーざけ━━」
殴られた
また まただ
また右腕にやられた
畜生ぉ……
ミツキ「ご、ごめんな━━「そんなヤツに謝るこたぁないぜ ベイビー」
僕が仕方なく謝罪の言葉を言おうとした時
それを遮るようにして鼻がかった変な声が聞こえた
五郎「だ、ダレだ!?」
五郎はオーバーアクション気味に声の主を探している
僕はそんなダサい事をしてる間に 五郎から二、三歩 距離を取った
「バァか!!どこ見てんだ!?喧嘩は始まってんだよ」
五郎の近く ガサガサという音共に 金髪オールバックの男が現れた
そして直ぐ様 五郎の事を殴り 彼をダウンさせた
やはりモブキャラだからとんでもなく弱いようだ
「ふぅ……い、良いか!?俺はお前なんかどーでも良いんだ!!
ただルカがお前を助けろゆーからだなッ!?」
なんか言い訳みたいなこと言ってる
別に僕は助けて貰ったとか思って無いのに
僕はやるだけ申し訳無さそうに会釈し そこから立ち去ろうとする
だが━━
「待て! テメーに用があるって言ってんだろ!!」
最初のコメントを投稿しよう!