第八話『税金(アンチ)』

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放たれた右の拳 僕はそれを頭を横にずらし回避した つもりだった 実際は耳にかすって 凄く痛かった 五郎「あぁん!?生意気に避けようとしやがったな!?」 ミツキ「し、してないよ!!たまたまだよ!偶然だよ!!つーかテメーざけ━━」 殴られた また まただ また右腕にやられた 畜生ぉ…… ミツキ「ご、ごめんな━━「そんなヤツに謝るこたぁないぜ ベイビー」 僕が仕方なく謝罪の言葉を言おうとした時 それを遮るようにして鼻がかった変な声が聞こえた 五郎「だ、ダレだ!?」 五郎はオーバーアクション気味に声の主を探している 僕はそんなダサい事をしてる間に 五郎から二、三歩 距離を取った 「バァか!!どこ見てんだ!?喧嘩は始まってんだよ」 五郎の近く ガサガサという音共に 金髪オールバックの男が現れた そして直ぐ様 五郎の事を殴り 彼をダウンさせた やはりモブキャラだからとんでもなく弱いようだ 「ふぅ……い、良いか!?俺はお前なんかどーでも良いんだ!! ただルカがお前を助けろゆーからだなッ!?」 なんか言い訳みたいなこと言ってる 別に僕は助けて貰ったとか思って無いのに 僕はやるだけ申し訳無さそうに会釈し そこから立ち去ろうとする だが━━ 「待て! テメーに用があるって言ってんだろ!!」
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