最糸冬話『彼は彼でなく━━』

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見つけてしまった 遂に僕は見つけてしまったんだ 彼女を助ける方法を しかしそれは ヒトの法を犯すものだった 次回『アルビノ特撰』 白き体に 紅き光が灯り 世界は━━ to be contenued━━ ※以下何事も無かったように進行※ 気がつくと僕は走り出していた いくつものが思いが僕の頭を駆け巡る 男としての意地━━ 彼女を守りたい気持━━ 人間としての善意━━ 化物への恐怖━━ 物理的な力が無い現実━━ 圧倒的な力の差━━ 人間と化物━━ ダメだ 僕は化物まであと一メートルまで行った所で 踵を返した そしてブツブツと「僕は何も見ていない」と自己暗示のための魔法を唱えながらその場を後にした ハズだった━━ ルカ「あ!?ミツキくん!!助けに来てくれたのね」 ビクッと僕の体が震えた 気付かれた なぜ? いやそんなことは関係無い 速く フリをしなければ ミツキ「だ、大丈夫かい?ルカさん」 ターンをするように化物とルカさんに振り返る そして優しくルカさんの安否を気遣う 大丈夫なハズは無いのに ルカ「確実に大丈夫じゃないでしょ!? 速く助けて!!」 それもそうだと思い 視線を化物に向ける そして僕も確実に大丈夫ではないだろうと思い目を背けた
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