星に願いを

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    一筋の光が真っ黒な画用紙に線を走らせた。      昔を思い出していたせいなのか、とっさに願い事を考える。     『流れ星をみたら、願い事を。』           (───気休めだな)         しかも口にしたわけでも3回繰り返したわけでもない。       子供のような行動に首を竦め、再び仕事に戻ろうと席についたその時。       コンコン。  
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