人間失格

1/1
前へ
/15ページ
次へ

人間失格

誰かが 私の生活のひとかけらを見て 「人間失格」 という言葉を使った それまでの私の 全てを知ったように 誰かが 汚らわしいものを見る目で 傷つけられたと 叫び続けていた まるで私を 悪魔だと言うように 心が切り刻まれる感覚と とめどない涙を初めて知って 私は心を尖らせた みんな 気持ちとは裏腹に 傷付け合って生きている 憐れな人間たち
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加