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ガチャｯｯ
｢ただいまー｡｣
｢………………｡｣
家には、誰もいなかった。
俺の家は、両親と二つ上の兄貴と六つ下の弟がいる。
そのため、いくら冬休みとはいえ、家に一人は大抵いる。特に専業主婦の母と小学生の弟は俺が部活から帰る頃には家でテレビかなんかをみている
｢今日は誰もいないのか……買い物かな…｡｣
変な独り言をいって、汗もかいていないのに、シャワーを浴びることにした。
冬なのでシャワーだけでは寒かったが、浴びた後に、熱いお茶を飲みながらテレビを見ていた。
～♪～
携帯が鳴った。
｢もしもしー?｣
母さんだった。
｢なに？｣
｢あっ、今日、お父さん仕事で遅くなるからご飯食べないらしいの｡｣
｢んで?｣
｢それでお兄ちゃんも、友達と遊びにいってるから食べないらしいの｣
｢……それで?｣
嫌な予感がした。
｢それで、今、大(ﾏｻﾙ)(弟)とご飯食べてるからー｡………あんたも家にあるもので適当に食べて?｣
｢……はっ?!｣
｢それじゃ8時位には帰るからー｣
電話が切られた。
｢ざけんなぁー!!!!!!!!!!!!!!｣
一人で寂しくキレた。
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