本気

20/22
前へ
/73ページ
次へ
とりあえず、珍しく厚着していた俺は、カレーを食べて汗をかくのを予想してTシャツ一枚になって、こたつの中に入った。 しばらくして、味の最終確認を終えたあきと知佳がカレーを持ちながらきた。 「完璧!!」 あきはいかにも自信ありげに言った 隣にいる知佳もうんうんと頷いていた。 「まぁとりあえず食ってみろ!!」 知佳が言った。 「これで不味かったら笑えねぇよ!!!」 嫌みな言葉を言いながら一口食べた。 何も言わずにもう一口食べた。 「うんめぇーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 その後は多くを語らず、ただ黙々とカレーを食べ続けた。 「だから言ったでしょ」 あきが満面の笑みで言った。 「うん!!!マジで旨い!!」 「良かったな!!私達と仲良くて」 知佳も笑いながら言った。 「うん!!!!もう最高ぉーーー!!!!!」 その後も、俺はカレーを二杯三杯とおかわりしまくった。 俺が食べ過ぎてカレーはすぐになくなっていた。
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加