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「あぁ-ーもう、そろそろ部活も終わる時間だから、俺帰るわぁ」
「あっ!!!!そっかぁーもうそんな時間かぁ」
知佳は慣れているので事情もしっている
「もう帰るの!?」
不思議そうにあきが言った
「俺の家、部活には厳しくてさぁ だから部活の後は一応すぐ帰るようにしてるんだよね」
「へぇー珍しいねぇ でも、てことは、今日ばれたらまずいじゃん(笑)」
「ばれたらヤバいよ(笑)」
「そっかぁ…………じゃあさ携帯の番号教えてよ!?」
えっ…………
不覚にも同世代の、女から番号を聞かれたのは、いとこの知佳しかいなくて、それ以外の女に、聞くことはあっても聞かれたことはなくて…………
「ねぇー 健、聞いてんの!?」
「あっ……あぁ…悪い、番号ね」
正直嬉しくて舞い上がりそうなのに冷静なふりをした
「なぁーに 緊張してんだよデブ!!!!!」
コイツには気付かれたかぁー邪魔だなぁ知佳ぁ
「うるせぇー!!!!!黙っとけ!!!!!」
そんなこんなで人生、初、異性との番号交換が終わった。
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