5人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
病状悪化・・・・・
ずっと学校へも行かず、竜は病室に泊り込んでいた。
病院の先生には泊まりは断られたが、
竜は先生の言葉など聞いてはいない。
「しっかりしろぉ。
何やってんだ・・・
オレが居るじゃねぇか、しっかりしろぉ~」
少女の命は消えかかっていた。
大好きな竜に見守られながら・・・・・
「竜ノ介クン・・・・
本当にありがとう・・・・
私もういいよ。怖くないよ。
だから竜ノ介クン・・・ずっと手を握っていてね・・・」
「ああ、ああああ、
逝っちまうのか?
オレをおいて・・・・
・
・
・
・
仕方ねぇなぁ、
だったら先に逝っててくれ。
そして
ず~っと
オレだけを待っててくれよ。
お前ぇと約束したじゃねぇか。。。。
一緒に旅しようって・・・・
オレがお前を嫁にしてやるからよぉ、
ちゃんと待ってるんだぜ、
ベストプレイスでな・・・・・・・。」
「う・・ん・・・、
ありが・・・とう・・・
待ってるね・・・・・・
・・・竜・・・・」
最後の言葉だった・・・・・
竜の目には涙はなかった。
ベストプレイスに行けば彼女に会える・・・・
もう一度・・・・
そう心に誓ったからもう涙はなかった・・・・
ベストプレイス
千夏………
最初のコメントを投稿しよう!