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そして今日のレースは始まった
廊下を駆けるとそこら中に他の生徒…いわゆるアクションゲームの雑魚キャラが存在する
いつもならば携帯を使い一掃する(もちろんどうやるかは見当もつかないが)ものの今日のオレはそうもいかない
仕方ないからうまく避けながらゴールを目指す
数多の雑魚をかわして行ったところ、ある廊下で挟み撃ちにあった
敵「はっはっは、こんなとこで挟み撃ちに合うとは抜かったなオレよ」
もちろん廊下なので挟み撃ちし放題だとツッコむのは禁則事項だ
敵「さぁ、おとなしく携帯を差し出すがいい」
やはり敵は携帯が怖いらしい
しかし今のオレの携帯は役立たずである
敵「いつもの威勢はどうした?早く携帯を出せ!」
バンジキュウスか!?そんなときポケットの携帯が光った…
携帯「私を…使って…」
明らかにいんくたんの声であることは言うまでもない
オレはその言葉を信じて携帯を出すことにした
オレ「実は…昨日壊れちゃって…」
敵「な…代替機…これではシールの意味が…いったい俺達のしてきたことは…」
いまだ!
オレはそのスキを逃さなかった
敵が呆然としてるうちに脇をすり抜けゴールを目指した
敵「あっ、待て!」
もう遅い
あとはゴールに向かって駆け抜けるだけだ
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その後、オレは無事ゴールについて敵を見下ろしていた
ありがとう…いんくたん…君のおかげだ…ありがとう…
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