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しかし、時の流れとともにプロレスブームも静かに終わりを告げる事になる。
人気の試合であった、藤波辰巳VS長州力、タイガーマスクVS小林邦昭が見れなくなってしまったのである。
まず、タイガーマスクが突然の引退。
今のプロレスは自分の目指す格闘技とは違うと、新たな旅に出た。
長州力も維新軍を引きつれて、新天地を求めて新日本プロレス退陣を表明。
新日本プロレスは、至急新たなストーリーを見いだすも、
結局は第二次プロレスブームが、あまりにもインパクトがあったために、
それを超える事はなかった。
学校ではプロレスごっこがなくなり、
せっかく光雄はプロレスが好きになったが、
プロレスを語り合える友達が居なくなってしまった。
そんな時、地元の体育館に新日本プロレスがやってくるチャンスが来た。
タイガーマスクはすでに引退してしまって参加しないが、
大好きな長州力はまだ退陣前だったために、参加する事になっていた。
お袋にねだり、一番安い立ち見のチケット代をもらって地元の体育館までお袋の車で連れていってもらった…
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