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しかし、あれは大変危険。
たとえばベンチプレス。
補助も無しに、一つの区切りである５０キロを上げようとする。
５０キロとは、シャフトバーが２０キロ、両サイド１５キロのウエイトをそれぞれ付ける。
本来ならば、上げ下げしている途中ででウエイトが動かないように固定する金具、カラーと言うストッパーを付ける。
初心者はそれを知らずに付けない人がほとんど。
いざ上げてみると、上がらない人がほとんど。
上げられても、三回くらいが良いトコ。
で、一度胸に降ろした後に上に上げれず、
一人ではどうすることも出来ない状態になる。
光雄は５０キロなら軽々２０回くらい上げるが、
それを見ている初心者は、簡単に上がるものだと勘違いをしてしまうのである。
さらに、初心者は右手と左手のバランスが悪く、
やってるうちに片方へウエイトがよってしまう。
そして、ストッパーをつけてないウエイトがフロアーに落ちてしまう。
片方が急に落ちてしまうと、バランスが崩れ危険な状態になる。
たとえ上級者であっても、左右の重さが違うウエイトを支えるのは、難しい。
それで怪我をしてしまったりする。
だから、入会してから長期間トレーニングをしているベテランは絶対にフリーゾーンに近づかない。
よって、普段はいつも孤立してるのである。
あとあと分かったことだが、
フリーゾーンの人は人数が少ないからいつも同じメンツ。
だから、他の会員からは有名な存在になるのである。
さらに、体格が良い人ばかりで、
他の会員さんからすれば、注目の的になるわけだ。
話したことも無い、名前もしらない。
だけど、他の会員さんと話す機会があると、
いつも凄いトレーニングしてますね！
なんて言われたりする。
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