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朝起きるとメールが来ていた。
――山辺さん!?
顧問だ。
……ウソだ。
『山辺は夜中に息を引き取った。
通夜は明日。
3年にまわしてくれ』
ウソだ。
ウソだ。
ウソだ。
「うわぁぁぁっ!!!」
―――ガシャンッ―――
叫んだ。
まわりのものを当たり散らした。
「っつ…っく……っう…」
狂いそうだ。
もう二度と彼女の笑顔、声、肌…見れない、聞けない、触れられない。
「うわぁぁぁっ!!!」
もう二度と返事が来ない。
涙が出てくる。
今までにないくらい泣いた。
枯れるほど泣いた。
『会いたいです』
たったこれだけの願いを聞いてあげれなかった。
ただ…これだけなのに。
俺は自分のことばかりで…
、
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