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「ただいまぁー。」
「あら亜矢(アヤ)、おかえりなさい。今日は早いのね。」
「うん、今日は部活なかったから!でも着替えてちょっと出掛けてくる。」
そう言って、亜矢は2階に行こうとした。
「あ、亜矢待って。見せたいものがあるの。」
母はそう言うと、1枚のチラシを亜矢に見せた。
「何これ…ピエロランド?
あ、新しい遊園地じゃん!」
「そう、明日開園!
明日は実(ミノル)の誕生日だし、みんなで行こうと思ってパンフレットもらってきちゃった♪
亜矢明日、開いてる?」
「あー…明日はちょうど部活休みだから行けるよ。」
「やった!!じゃ、決まりね♪」
(お母さんのこういう無邪気なとこ、可愛いよなぁ…。)
なんて、どっちが親かわからなくなるようなことを考えながら亜矢は2階へ上がった。
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