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どうやら、また新しい人物がきたらしい…。
――ガチャッ
と車の扉を開けて出てきたのは、髪は短く爽やか系な女の子。
"格好いい女の子"だ。
その人物の名は――…。
「きゃぁあぁ、玲様だわ!」
「玲様だぞ!」
玲「皆、おっはよっ!」
玲様と呼ばれた女の子が挨拶をすると、女の子の方から強い声が聞こえた。
勿論男の子の声もあるが……どちらかと言うと、女の子の方が多い。
玲―…こと、神宮寺玲(ジングウジレイ)。
本編の主人公でもある玲は、女の子に絶大な人気があるらしい――…。
玲は挨拶をして、前にいる三人の内一人を見つけた。
その子に向かって走っていく……。
そして―――…。
玲「藍ーvV おはよー!」
――ギュゥッ
玲はそう言いながら、藍に抱きついた。
藍は急に抱きつかれので驚きの声をあげた。
藍「…―きゃっ!」
だが、玲は気に止めた様子もなく――…。
玲「藍! 私、藍に会いたかったのよvV」
凄く藍に会えた事に嬉しいのか、こんな事を言っていた。
なんと玲は藍を気に入っているらしく、いっつも藍にベッタリなのだ。
藍「れ、玲……;; そ、それよりこの二人何とかしてよ!!」
玲「藍の頼みなら、殺るよ?」
怜は清々しい程の笑顔を浮かべている。
言ってる事と表情も合っていない……。
即ち怖いのだ。
藍は慌てて、それに首を振った。
藍「いやいや、 漢字違うからっ! 殺らなくて良いから、喧嘩止めてよι」
玲「分かってる、分かってる。 冗談だって(ニコ)」
怜の言葉に藍は苦笑い。
藍は口には出さないものの、"冗談には聞こえなかった"と素直に思った。
確かに聞こえないのも無理はない………。
――チラリ
怜が二人に歩みよっていくのが、藍には見えた。
藍はこれで二人の喧嘩が収まると安心していると―――……。
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