chapter1 ‐我ら青空会‐

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    ────────── ──────── ────── バーンッ。 玲は乱暴に、目の前にある扉を開いた。 玲が開いた扉の向こうには、豪華な部屋が広がっている。 白いふわふわしたソファー。 赤い絨毯。 いかにも貴族が使っていそうな家具の数々――…。 誰かのお金持ちの部屋みたいである。 現にここは、お金持ち学園ではあるが…。 玲「生徒会室到着!」 そう、ここが生徒会室なのである。 玲はそこで漸く藍に目を向けた。 藍はと言うと――…? 玲「……!! ―……;;」 藍「ハァハァハァ…。」 藍は息切れをしていたのだった。 しかもかなり辛そうで、藍は膝に手をつけていた。 玲は校門前から全力疾走をしてきた。 玲は元々運動神経が、ずば抜けて良い。 藍も良い方だが、玲程ではないのだ。 なので玲にとって校門前から生徒会室までの道のりは良くても、藍にとってはかなりキツイ道のりとなる。 玲はその事を思い出して、藍に謝った。 玲「藍、ごっめん!!;;」 藍「ハァハァ。 玲、今度からは私より全然速いんだから手加減してよ? ハァハァハァ…。」 どうやらまだ、息が整わないみたいだ。 そんな中他の四人も、生徒会室にやってきた。          渡「俺、眠いから寝るわ。」 輝「たまには、渡、仕事をしろよ!!!!!」 輝彦は、渡に蹴りを入れようとする。    
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