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バーンッ。
玲は乱暴に、目の前にある扉を開いた。
玲が開いた扉の向こうには、豪華な部屋が広がっている。
白いふわふわしたソファー。
赤い絨毯。
いかにも貴族が使っていそうな家具の数々――…。
誰かのお金持ちの部屋みたいである。
現にここは、お金持ち学園ではあるが…。
玲「生徒会室到着!」
そう、ここが生徒会室なのである。
玲はそこで漸く藍に目を向けた。
藍はと言うと――…?
玲「……!! ―……;;」
藍「ハァハァハァ…。」
藍は息切れをしていたのだった。
しかもかなり辛そうで、藍は膝に手をつけていた。
玲は校門前から全力疾走をしてきた。
玲は元々運動神経が、ずば抜けて良い。
藍も良い方だが、玲程ではないのだ。
なので玲にとって校門前から生徒会室までの道のりは良くても、藍にとってはかなりキツイ道のりとなる。
玲はその事を思い出して、藍に謝った。
玲「藍、ごっめん!!;;」
藍「ハァハァ。
玲、今度からは私より全然速いんだから手加減してよ?
ハァハァハァ…。」
どうやらまだ、息が整わないみたいだ。
そんな中他の四人も、生徒会室にやってきた。
渡「俺、眠いから寝るわ。」
輝「たまには、渡、仕事をしろよ!!!!!」
輝彦は、渡に蹴りを入れようとする。
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