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璃子は手の中の眼球を地面に投げ捨て、
腰をぬかし、座ったまま動けなくなってしまった。
眼球は、コロコロ、と転がると、しばらくして、ピタリと止まった。
ギョロリ。
「―ひっ!!!」
こっちを‥、見ている‥。
コ‥ロ‥‥
「ひ‥ぁ‥‥やめ‥こな‥いで‥‥」
コロ‥コ‥ロ‥‥
「い‥やだァっ!!助けてーッッ!!!誰かー!!たす‥け‥ぅ‥」
こんなところ、誰もいるはずがない。
そう思うと、涙があふれでてきた。
ひとりぼっち‥
寂しいよ‥
誰か‥、助けて‥‥
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