始まり

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智哉の家は母屋と離れに別れていて 離れに智哉の部屋はある。 俺達3人は智哉を先頭に離れに入って行った。 智哉の部屋へ続く階段を登って行く。 智哉、賢人、俺の順番だ。 智哉が部屋の扉を開ける。 智哉「ただいま~!孝連れて来たで~」 その言葉を言うと智哉は部屋に入って行った、その後を賢人が続く。 賢人が部屋に入った後すぐに、一人の女性が顔を出した。 ???「おぉ~孝久々に会ったな!元気してたか?」 「あぁ…久しぶりだな。 美咲…お前は…もう少しさ女の子らしい言葉使えねぇのかよ…笑」 このいかにも男前な女は美咲、俺とそして志野の友人…。 美咲に会うのは志野の葬儀以来だ…。 「でもなんでお前が智哉の事知ってんだよ?」 美咲は明るい笑顔を見せたあと少し悩んだ顔をして答えた。 美咲「んーなんでって言われてもなぁ… まぁ知ってるからじゃねぇの笑」 やっぱりか…こいつはいつも適当な理由しかいいやしねぇ、 まぁそう言う所が面白い訳だが。 「まぁいいや、お前に聞いた俺が悪いな笑 」 美咲「おーまーえーまたバカにしてんだろ!! まぁいいや♪中入んなよ」 そう言われ俺は部屋の中へ入って行く。 部屋の中には俺の友人が集まって居た。 なんだかんだで、こうして集まるのは久しぶりだ。 そんな事を考えて居ると、俺に誰かが飛び付いて来た。 俺はその勢いに負けてコケた。 「イッテェー!!何しやがんだ!」 俺はしがみついて来た人物を睨む。 「あ…え、悦子! いきなり何すんだよビビるって。」 俺にしがみついて来たのは、悦子。 俺の彼女だ。 悦子「バカ!心配したんやに! 電話しても出やんし!」 「で、電話?悪い全然気付かなかった てか、寝てたしな」 悦子は目に涙を貯めながら俺の顔を見ていた。 「だぁー!んな顔すんなって… 悪い、悪かったよ」 悦子は少しふくれた後俺の頬をおもいっきりつねった。 悦子「反省して無いやろ~! ごめんなさい、悦子さんは?」 「ほめんなはい、えふこはん」 俺達のやりとりを見て周りが笑いだす。 智哉「やっぱお前らの、夫婦漫才は何時見てもおもろいわ!」 智哉は腹を抱えて笑っている。 「あのなぁ~こっちは結構痛いし夫婦じゃねぇ!」 俺の発言がよけいに周りを笑わせた。
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