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学園の外装も中も立派で何かセレブになったような気分で真琴は自分の教室の扉を開けた。
中は綺麗磨きあげられた床で整頓された机がズラリと並べてなく、まるで嵐が教室内で起こった後のような光景が目の前に広がっていた。
中で臨戦状態だった生徒が一気に真琴を見る。
その真琴は見られた瞬間扉を閉めた。
落ち着け、俺。
何も入学早々ケンカや戦争しているわけないだろ?
そうだ、きっと見間違いか幻覚だ。
それか教室を間違えたんだ。
真琴は顔を上げて教室を確認したが確かに自分の教室である。
「じゃあ今見たのもきっと幻覚…」
ガララッ
真琴がもう一度開けるより早く、中からいかついどう見ても不良の男が扉を開けた。
真琴はヒクリと息を呑んでそのまま男に教室に引きずりこまれた…
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