禁忌の錬金術

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禁忌の錬金術

今からさかのぼること1年前……… 二人は中学生で色々なことに興味が旺盛だった そして、明憲は普段通りに携帯をいじっている 秀太は分厚い本を読んでいた 内容は【錬金術の基礎知識】と言う本だ この時点でどちらが優秀なのかは言うまでもない そして、事件は明憲が発した一言から起こる 明憲『なぁ、このヱロゲーのヒロインをなんとか現世に出せないかの~?』 秀太は何を言ってるんだと言わんばかりの顔だ 秀太『兄さんの頭にはそんことしかないの?現実的に二次元世界の(しかもゲームの)中の人物をこの世に錬成は出来るわけないじゃん……』 だが、諦める気が到底見えない明憲。 いきなり本棚に走り、何かを探し始めた 明憲『ヒョホホホ!!あった!! んじゃ、この萌えたんフィギュア1/2スケールを対価に人体に必要な物質……水に炭素にアンモニア、石灰、リン…………』 秀太『……聞いちゃいねぇや……。ってか、なんでそんなこと兄さんが分かんの!?』 明憲『………二次元ワールドの女の子たちが俺を呼んで(ry』 秀太『……(?_?)』 秀太は明憲が普段は全く勉強しないことを知っているが、自分が求めるものに勉強が必要なら凄まじい勢いで理解することも知っていた…… だが、それは決まって悪い方向へ行くのだ………
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