10人が本棚に入れています
本棚に追加
どこかで明憲は永遠にさ迷っているような気分になった……
明憲『秀太………大丈夫……だった……かな…?』
そう繰り返しながら何度も秀太を思い浮かべた……
………………さん!
……………ィさん!!
…………兄さん!!!
明憲『………??!!』
明憲は幻聴が聞こえたのだと思った……
兄さん!兄さん!!
明憲『秀……太……なのか?』
明憲は現実世界に意識を戻したのだ
秀太『良かった……意識が戻ったんだね…。ここは田麻美の家だよ……』
そう、あれから一週間が過ぎて田麻美の家の個室にいたのだ
明憲『たまの家か……。それにしても秀太!無事だったのか………って、夢たん!?』
目を見開いて見上げた瞬間
明憲の目の前では確かに秀太の声と呼び名で呼ばれている
だが、容姿がどうみても女の子………しかもヱロゲーのヒロイン、夢華と言う人物なのだ……
明憲『秀太……お前……いつの間に性転換手術受けたんだ……しかも、夢たんに……!!』
秀太『ハァ…。何言ってんの。兄さんがこれを媒介に僕を呼び戻したんじゃないの?』
秀太は呆れ返っている
明憲『……おぉ…言われてみれば………あのとき目の前にあった夢たんを……』
秀太『なんか、呼び戻されたことが悲しくなるよ。』
明憲『ごめんごめん。』
秀太『………とりあえず、アレから僕を呼び戻してくれた時、兄さんはもう気を失っていたんだ…その後のことを説明するよ』
そう言って秀太は話し始めた
最初のコメントを投稿しよう!